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外枠や型を守りつつ、中で変革していく人。


Name篠井英介(ササイ エイスケ)※ シノイではありません。誕生日とか1958年 12月15日/A
Height173出身石川県金沢市
特技 日本舞踊 < 宗家藤間流師範名取、藤間勘智英 >
略歴 日本大学芸術学部演劇学科を84年に卒業。在学中は歌舞伎研究会に所属。 84年、加納幸和氏と加納幸和事務所(後の花組芝居)を旗揚げする。 在団中に、小劇団の女形として人気を博し、退団後も現代の女形として、 舞台をはじめドラマや映画等、幅広く活躍する役者さん。 主な出演作に「篠井英介・女形能晨鐘-ハナノアケガタ-」 「西太后」「女賊」「キレイ〜神様と待ち合わせした女〜」 「欲望という名の電車」ドラマ・映画作「総理と呼ばないで」「FIVE」「元禄繚乱」 「トリック」「アナザヘヴン」「NIGHT HEAD(劇場版)」ほか 2001年9月、 テネシー・ウィリアムズの「欲望という名の電車」で念願のブランチを演じた。
どんな人?金沢育ちなためか物腰は柔かで上品。とても丁寧で周りへの細やかな気遣いが自然に出来る人です。柔和な方ですが、一本筋が通っていて、舞台に関しては厳しく自説を譲らない頑固な一面も。


現代の女形として、よく比較対象にもってこられるピーターさんや美輪さんと違い、 英介さんの女形は、女という装飾”記号”をなるべく削ぎ落とし、生身の自分の体 ひとつで、どれだけ女を見せられるかというスタンスです。 俳優として男のままドラマに出たり舞台に立たれる事もあるので、舞台を知らない 方にはドラマで悪役をよくやる人といえば、大抵の方は「あぁ!あの悪役の!」 と分かってくれます(笑)最近は、トリックのミラクル三井やアナザヘヴンの占い師等、 あ〜英介さんだよね。てな役柄でも出演されてます。(今なら、アンティークの後のCMで流れた 「エステー化学/香りクリーナー」のマダム・ラベンダーさんと言った方がいいかも。 あれは、インパクト大ですな・汗)個人的には若旦那的な役柄がお気に入りです。^^

2001年、秋に観た「欲望という名の電車」は、そんな英介さんならではのブランチです。 スカートは穿いてるものの、髪は鬘無し短いままで、化粧も薄化粧でしたが、 狂気に落ちていく女を見事に演じきっておられました。この「欲望という名の電車」は、 92年公演目前で、女形がブランチを演じる事は認められないという遺族の反対にあい、 一度は断念した作品。いつかやるとずっと言い続けて、それをしっかり実現させてしまう あたり、不屈の精神の持ち主です。これだけは見逃せないと私も見に行きましたが、 目の前で英介さんのブランチが観れて幸せでした。女賊とともに求む再演!

 

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